先日(*)地域のボランティア団体の友人8名でハワイにゴルフに出かけました。
出発前の空港で海外旅行傷害保険の話題になりました。私は事前に加入手続きをとっていたのですが、空港で加入手続きに走る人も居れば、クレジットカードに付いているから改めて加入は不要という人も居ました。
確かにほとんどのクレジットカードには海外旅行傷害保険が付帯しています。ゴールドカードの場合は傷害死亡・後遺障害5,000万円というものもあり、十分すぎる補償が確保されているように思われます。
しかし本当にそうでしょうか?
表(←クリックしてください)をご覧ください。私が持っているクレジットカード(自慢するわけではありませんが一応ゴールドカード)に付いている海外旅行傷害保険と、私がハワイ旅行の時に事前に加入した有料の海外旅行傷害保険の補償内容を比較したものです。
まず、治療費用と救援者費用の部分にご注目ください。
結論を先に言うと、海外旅行傷害保険で最も重要な補償項目がこの部分なのです。
治療費用というのは海外旅行中に病気やケガで現地医療機関による治療を受けた際の出費を補填するものです。
脳溢血で倒れてアメリカの病院の集中治療室で1ヶ月間治療を受けた場合、その治療費は軽く1千万円の大台を超えてしまうとのことです。
救援者費用というのは被災者の家族が現地に駆けつけるための費用のほかに、現地から日本や他国の大病院までの移送費用も対象になります。
旅行中に盲腸炎を発病し至急手術を要する事態に直面したが、衛生状態の悪い地域であったため軍用機をチャーターし第3国まで寝たきり状態で移送された、というケースでは約300万円の費用がかかったとのことです。
こういう実例から判断すると、治療費用が150万円、救援者費用が100万円というのでは、全く不十分であることがお分かり頂けると思います。
次に、死亡・後遺障害部分です。私の加入した保険には死亡保障がまったくついていません。
私がなぜそのような保険を選んだかというと、死亡・後遺傷害については海外旅行傷害保険以外の生命保険・傷害保険で必要補償額を準備済だからです。
海外旅行中は確かにリスクが大きく死亡の確率も国内で日常生活を送っているときよりも高まることは間違いありません。
しかし海外であっても国内であっても私が死亡した場合に必要な補償額に変わりはなく、あえて海外旅行中の死亡保障を上積みする必要性を感じなかったからです。
※当記事は平成16年4月12日付新日本保険新聞(損保版)3面に掲載された記事を加筆修正したものです。
